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気候変動対策に肉の消費減が不可欠、「欧米で9割減」提言 研究

急速な地球温暖化に歯止めをかけるため、人類は厳しい選択を迫られている。英オックスフォード大学(University of Oxford)の研究員らが、人間の食生活が環境に及ぼす影響を徹底的に調査した今回の研究では、2050年に世界人口が100億人に達することが予想される中、欧米諸国が現在の肉の消費量を90%削減する必要性が示唆されている。

プラスチックを食べるキノコが世界的なゴミ問題の救世主となるかもしれない

ロンドンにある王立植物園キューガーデンから、プラスチックゴミを分解する能力があるキノコの研究が発表された。このキノコは、世界的なゴミ問題を解決する救世主になる可能性が期待される。差し迫ったゴミ問題を受けて、各業界ではさまざまな研究が進められているが、もしかしたら自然は我々に、問題解決のヒントを与えてくれているのかもしれない。

「太陽光と風力が最安」原子力の専門家が報告書

「多くの国では、電力系統に接続される電源として太陽光と風力が今や最も安価になっている」と述べている。具体的には、「陸上風力は1MWh当たり20ドル未満、洋上風力は同45ドル未満、太陽光は同25ドル未満の最低価格を記録した。一方、英国ヒンクリーポイントC原子力発電プロジェクトの行使価格は同120ドルに達する」と指摘している。

ドイツ、世界初の水素燃料電池列車の運行を開始

ドイツ北西部で、世界初の水素燃料電池で走る列車の運行が開始された。ガーディアン紙が報じた。ガーディアン紙によると、列車は、ニーダーザクセン州のブレーマーフェルデ、クックスハーフェン、ブレーマーハーフェン、ブクステフーデを経由するルートを走行した。先にテスト運行が行われ、ニーダーザクセン州の経済相兼運輸相のベルント・アルトフスマン氏が視察した。

巨大な海洋プラごみ回収装置、海へ ── 写真で見る詳細

現在24歳のオランダ人イノベーター、ボイヤン・スラット(Boyan Slat)氏が立ち上げたNPOオーシャン・クリーンアップ(Ocean Cleanup)は過去5年にわたって、世界の海からプラスチックごみを回収するシステムの開発に取り組んできた。海には膨大な量のプラごみがあり、その量は毎日増え続けている。毎年少なくとも800万トンのプラごみが海に流れ込んでいる。だが、この数字には、例えば漁網は含まれておらず、実際にはこれ以上のプラごみが流れ込んでいると推定されている。

ハチの巣を原料にした素材が使い捨てプラスチックの代替品になるかもしれない

ラスチックは非常に便利な素材ですが、近年では世界的にプラスチックゴミの問題が大きく取り上げられており、海に投棄されるマイクロプラスチックが生物に与える影響が心配されています。インドの首都デリーでは使い捨てプラスチック製品の利用が全面的に禁止され、スターバックスがプラスチック製のストローを2020年までに廃止すると発表するなど、プラスチックに対する規制の動きも強くなってきているようです。

インドネシア、バス運賃をプラスチックごみで

インドネシア第二の都市であるスラバヤでは、斬新な方法でバスが運行している。使用済みプラスチックごみで、バス代を支払うことができるのだ。2018年4月に、スラバヤ市長は新たなスロボヨバスの登場を発表した。このバスは、乗り心地の快適さに加え、空調が完備され、障がい者や高齢者、妊婦の方などにもやさしい仕様となっている。

米カリフォルニア州、新築住宅に太陽光パネル設置を義務付けへ

米国カリフォルニア州は、2020年から新築する住宅への太陽光パネル設置を義務付けることを決定した。対象は新築住宅と、既存の住宅のなかでも増築もしくは改築される住宅で、これにより、新築住宅におけるエネルギー使用を50パーセント以上削減できるようになる。

空気を肥料とする農業に向け大きく前進

作物に窒素固定の能力を与えることができれば“空気を肥料とする”農業が実現できると考えられていますが、その実現には技術的に克服すべき課題が数多く立ちはだかっています。今回、窒素固定酵素の遺伝子をシアノバクテリアに導入し、光合成生物として初めて窒素固定酵素の移植に成功しました。この研究成果は、作物に窒素固定能力を与えるという最終目標への大きな一歩となります。