試験前日に一夜漬けしてテストを乗り切ったという経験をした人は多いはず。しかし、一夜漬けをしても記憶は全く定着せず、テスト直前まで暗記するより、前日までに覚えて一晩寝る方が効果的なことを示す研究結果があるのも事実です。イギリスのロイヤル・ホロウェイ大学で心理学の講師を務めるジャッケ・タンミネン氏は、学習において睡眠がなぜ重要なのかを説明しています。
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「睡眠不足は後でたくさん寝れば取り返せる」という説を専門家はどう思っているのか?
シドニー大学で睡眠について研究しているチンモイ・チョウ准教授は、「睡眠不足を取り返すことは可能ですが、完全に取り返せるわけではありません」という見解を示しました。チョウ氏によれば、睡眠不足に陥った人間の体は睡眠不足を補おうとする力が強くなるため、週末などのゆっくり眠ることができる機会に長く深い睡眠を取ろうとするとのこと。
週4日勤務制は「いいね」 あるNZ企業の試み
ニュージーランドの企業が、週4日の勤務で従来の週5日勤務と同じ給料を従業員に支払う新制度の導入実験をしたところ、好ましい労働成果が得られたとし、この制度の定着を図ろうとしている。個々人の生産性を高めることで勤務時間の短縮を図る。このコンセプトの下で、他の国でも似たような試みが行われている。スウェーデンのイエーテボリ市の実験では、1日の勤務時間を6時間に設定したところ、従業員たちは従来と同じか、それ以上の仕事量をこなすことが分かった。一方、フランスで2000年に週35時間労働を義務付けたら、競争力の低下や雇用コスト増を招き、企業は音を上げた。
「都市の緑地」は住人の「メンタルヘルス」にどう影響するか
都市化による緑地の減少は住民の心と体の健康に悪影響を与えることが知られているが、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアの住民を対象にして空地をきれいに緑化した場合とそうでない場合の心理的な影響を比べた研究が出た。緑のない都市化は、気温を上げるだけでなく、メンタルヘルスにも作用するようだ。
NZ企業、週休3日制を試験運用 「大成功」で本格導入を検討
ニュージーランドの企業がこのほど、週休3日制を試験運用したところ、生産性やワーク・ライフ・バランスの向上や、ストレスの低減がみられるなど大きな成果が見られた。今回試験運用を行った企業は、週休3日制の本格的な導入を検討している。ストレスレベルについても約7%減少した。チームの取り組みを計測する指標は平均して20%上昇した。
IQスコア、過去40年にわたり低下 環境要因か ノルウェー研究
ノルウェー人男性らの知能指数(IQ)が過去40年ほどにわたり徐々に低下しているとする研究結果がこのほど、米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表された。IQ低下の背景については、遺伝ではなく環境要因がある可能性を指摘している。今回の研究では、1962~91年に生まれたノルウェー人男性を対象にIQの値を調査。この結果、62~75年に生まれた対象者に関しては10年で3パーセントポイント近く値が上昇したものの、75年以降に生まれた人の間では徐々に値が下がっていることが分かった。
LSDやマジックマッシュルームはうつ病患者のダメージを受けた脳を治す
Cell Reportsで発表された新たな研究では、DMTやマジックマッシュルームに含まれるトリプタミンや、MDMAに含まれるアンフェタミン、LSDに含まれるエルゴリンなどについて、実験が行われています。研究施設内で人間の脳細胞、ラット、ハエなどにこれらの物質を投与したところ、一様に脳の接続が向上したとのこと。うつ病の治療薬として注目されているケタミンと比較したところ、多くの化学物質はケタミンと同程度か、それ以上の効果があることもわかりました。
昼寝で記憶力が上がる!? 睡眠のエキスパートが語る最新の睡眠学
「昼寝(仮眠)で記憶力が上がる、パフォーマンスが上がる」「睡眠が不足すると人の表情から感情などを読み取る能力が低下する」「朝方、夜型は遺伝で決まっている」「思春期の子供は体内時計が成人よりも3時間ほど遅くなっており、夜更かしや寝坊は自然なこと」「ワクチンを接種する前の睡眠時間が短いとその効果は半減する」など、同書に収録されているのは眠りについて深く学べる内容ばかり。
音の汚染から身を守ろう。窓を開けたままでも外の騒音を軽減できるデバイス
あなたは毎日、どんな音を聞いているだろうか。波の音、雨の音、鳥のさえずり、子供の遊ぶ声、車のクラクション、電車の音。 この装置を窓に取り付けておくだけで、窓を開けている状態でも外から入ってくる騒音を半減できる。
省エネ給湯器に広がる騒音問題
断定することはできないものの、関連性は否定できない――。「エネファーム」など家庭用コージェネレーションシステム(以下、家庭用コジェネ)の運転音によって、不眠などの健康障害を発症したとする事案の検証結果だ。 同様の訴えは「エコキュート」で知られるヒートポンプ給湯器でも上がっている。消費者事故調は14年12月に出した報告書で「運転音が申し出者の健康障害の発生に関与していると考えられる」と判断した。