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排せつ物を堆肥にするバイオトイレが静かな人気 英国で進む便所革命

ここ数年で英国内で野外フェスティバルに参加するか、地方に旅行に行くか、環境問題への意識が高い人たちと一緒に過ごしたりしたことがあるなら、各地で小さなトイレ革命が起きていることに気付いたかもしれない。毎回トイレを流すたびに飲料水にもできるような質の水が何リットルも捨てられている。これは環境を保護して気候変動を遅らせようとする取り組みにも反する行為ではないかと感じている人にとって、理にかなっていると思えるものがある。それバイオトイレだ。

プラスティックごみを分解する新しい化学的手法が、汚染された海を救う

学生2人が立ち上げたカナダの企業が、プラスティックを溶かす新しい化学プロセスを発見した。1950年代以降、83億トンのプラスティックが生産されたが、このままでは分解するには数百年を要する。その多くがごみとして海に流れていく状態が続けば、2050年までには海が魚よりもプラスティックごみが多くなってしまう。こうした事態を、新しい技術でいかに防ごうとしているのか。

「凍らない水」どろどろに=分子結合の仕組み解明-阪大など

常温の水は、分子同士が比較的簡単に結合と切断を繰り返している。研究チームは純水を氷点下80度まで冷やした過冷却状態をコンピューター上で再現。分子の結合に硬い部分と柔らかい部分があり、固体と液体の中間的な性質を持っていることを突き止めた。

急速冷凍して作った氷、液体だったことが判明 – ストックホルム大など

ストックホルム大学をはじめとする国際研究チームはこのほど、従来「アモルファス氷」と呼ばれていた特殊な状態の氷が、固体ではなく、実際には液体であることを確認したと発表した。アモルファス氷には低密度と高密度の2つの種類があるため、極低温では液体の水が2種類存在していたことになる。

水は「エイチツゥ~Oh!」だった! 2つの異なる液体の混合物であることが判明、科学者「未だ解明できない謎の存在」

「この新たな研究結果を手短に言えば、水は複雑な液体ではありませんが、2つのシンプルな液体が複雑に混ざり合ったものなのです」と、研究チームのラルス・ペッテルソン氏は説明する。つまり水は1種類の液体ではなく、2つの液体が混ざったものであるということになる。

水道水にせよミネラルウォーターにせよ、生活に不可欠なものとしてあまりにも身近な存在であるために、普段あまり顧みることがない“水”だが、実は極めて不思議な液体なのだという――。

水は2つの異なる液体の混合物であることが判明、科学者「未だ解明できない謎の存在」

普通、液体(水)から固体(氷)へと状態が移行する際には、液体の流動的な分子構造は徐々に“しっかりとした”規則性を持った分子構造の固体になる。冷蔵庫の冷凍室で作った氷なども分子構造は規則性を備えているのだが、このアモルファス氷は水のように不規則な分子構造のまま氷になっているのだ。なぜ水にこんなことが起こっているのか、驚くべきことに実はあまりよくわかっていないのだ。

太陽光だけで大気中の水を収集できる、画期的なデバイスが誕生

カリフォルニア大学バークレー校とマサチューセッツ工科大学の共同研究チームは、2017年4月、太陽エネルギーを使って大気中から水を収集するデバイスを開発した。砂漠のように湿度20%くらいの地域でも、1日2.8リットルの水を集めることができるという。

たった3日で2年分の酒の熟成が可能な方法が判明、使うのは「超音波」

お酒の熟成には何年もの年月が必要となり、例えばブランデーの場合は熟成年数が10年、20年を超えるものも多く存在します。長く時間をかけることで優れたお酒を作ることもできますが、その熟成の行程を加速させる手法が新しい研究により明らかになりました。使用するのはなんと「超音波」で、わずか3日で通常の方法では2年分の熟成が行えるそうです。

MIT、カーボンナノチューブ内部で100℃超の水が凍結する現象を発見

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、カーボンナノチューブ(CNT)の内部に入った水が100℃超の高温で固体化する現象を発見した。ナノスケールの微小空間に水を閉じ込めたときの挙動について、これまでに得られていた知見とはまったく異なる現象であり、驚きをもって受け止められている。

お湯が水よりも早く凍る理由、解明か!?

水って不思議。

お湯のほうが水よりも早く凍る。一見矛盾するようなこの現象、高温のアイスクリームミックスのほうが低温のものよりも早く凍ったことに気付いたタンザニアの学生にちなんで、ムペンバ効果と呼ばれています。