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ブルーライトは本当に睡眠を妨げるのか? イギリスの大学が研究発表

ブルーライトは睡眠を妨げるという考えは広く知れ渡っており、スマートフォンにはブルーライトを軽減した夜間モードも備わっている。夜間にはダークモードに設定してスマホを操作している人も少なくないだろう。すでに過去の研究などでも、ブルーライトは睡眠に影響を与えるホルモンであるメラトニンに影響を及ぼす可能性があることも指摘されてきた。

睡眠時間が短いと夕食後のカロリー摂取と体重が増える

慢性的な睡眠不足が、糖尿病や肥満のリスクを上げることは研究ではっきりと分かっているから。最近は、子供も布団の中でスマートフォンで友達とラインのやりとりをしたり、フェイスブックやインスタグラムなどをチェックしたりして、睡眠不足に至っています。肥満の子供が増えていることがずいぶん前から指摘されていますが、本来は肥満になりづらい小学生や中学生のうちから肥満でいると、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症が20代、30代と早くなることも十分に考えられます。

睡眠不足を解消するヘッドギア「SmartSleep」を試して分かったこと

SmartSleepは、フィリップスが日本に初めて投入するSleepTech(スリープテック)デバイスだ。欧米では眠りを支援するさまざまな技術がスリープテックと呼ばれ、脚光を浴びている。筆者が取材に行く海外のエレクトロニクスショーでも、ここ数年はスリープテック関連の製品が目に見えて増えている。

睡眠中には脳内から“毒素”が洗い流される:米研究チームがメカニズムを解明、アルツハイマー病の治療に光

睡眠中の脳内では、アルツハイマー病の原因のひとつとされるβアミロイドなどの毒素が、まるで洗い流されるかのように除去されている──。このメカニズムを、米大学の研究チームが解き明かした。アルツハイマー病の治療に臨床応用できる可能性がある研究結果だが、鍵を握るのはノンレム睡眠中に発生する脳脊髄液のゆるやかな「大波」である。ヒトが眠っているとき、脳はいくつかの状態を経験する。浅い眠り、無意識に陥るような深い眠り、そして夢を見やすいレム(急速眼球運動)睡眠。ルイスの研究はノンレム睡眠に注目している。概して夜の早い時間に起きる深い眠りで、記憶保持との関連が知られている。

スマホの「暖色モード」、実は寝付きを悪くするとの研究結果

目に負担を掛けるブルーライト(青い光)は、就寝前に見ると眠りに悪影響を及ぼすと一般に信じられています。実際に各社デバイスのナイトモードは、そうした趣旨のもと、日没後は青色を減らして暖色系の色域に切り替える仕組みとなっています。さらに調査によれば、体内時計への刺激については、色よりも輝度レベルの方が重要とされています。つまりディスプレイの色を変えるよりも、画面の輝度を落とした方が影響が抑えられる可能性があるというわけです。

短時間睡眠でも健康に影響ない「ショートスリーパー」の遺伝子、米研究者が新たに発見

睡眠時間が短くてもスッキリと毎日を過ごすことができ、何ら健康状態に問題のない“ショートスリーパー”の人々に固有の遺伝子が新たに見つかった。米研究チームの論文によると、この遺伝子をもつ人々は「目覚めやすく、より長く活動的でいられる」脳をもつのだという。これは同じチームが見つけた2つ目の「ショートスリーパー遺伝子」となる。

昼寝を多くする子供たちは、幸福度や学力が高く問題行動が少ないという研究結果

「寝る子は育つ」と言われるように、子供にとって睡眠は心身の成長に大切なもの。夜に足りない睡眠を補うために昼寝を推奨する専門家もいる。実際に昼寝は子供にメリットをもたらすようで、今回、アメリカの研究チームが小学生を対象とした調査を行ったところ、昼寝をする子供ほど幸福度や学力が高く、行動面においても問題が少ないという結果が報告された。

週末の“寝だめ”効果なし?米研究チームが実験

平日の睡眠不足を週末に補う、いわゆる「寝だめ」の効果について、アメリカの研究チームが実験して調べたところ、睡眠不足を十分補えず、効果がないことが分かったとしていて、ふだんから1日7時間の睡眠をとるよう勧めています。この研究は、アメリカのコロラド大学の研究チームが28日、科学雑誌「カレント・バイオロジー」に発表しました。

不眠症に対する就寝時の音楽聴取に関するランダム化比較試験

音楽は、不眠症を軽減するための自助ツールとして、よく用いられる。デンマーク・オーフス大学のKira Vibe Jespersen氏らは、不眠症改善のための就寝前の音楽聴取の効果を評価するため、評価者盲検ランダム化対照研究を行った。Journal of Sleep Research誌オンライン版2019年1月24日号の報告。

睡眠不足だと痛みは強まる!長さではなく、大切なことは?

不眠でずっと悩んでいる人は、睡眠不足と痛みの関係について科学が示していること、つまりこのふたつが関連し、それぞれがお互いを悪化させているということをよくご存知かと思います。たとえば、腰痛や坐骨神経痛や関節痛など、慢性的な痛みを抱えている人は睡眠不足になることがよくあります。熟睡できないと翌朝の腰痛はひどくなり、するとその日の夜に熟睡するのががますます難しくなるという具合です。