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1日10分でも自然とふれあうことが心身の健康に良い影響を与える、米コーネル大学研究

慌ただしくストレスの多い生活に“溺れて”しまわないためには何をすればよいのか。そのためには1日10分でもよいから自然の中に身を置くことが提案されている。仕事でも学業でも、日々のスケジュールに追われる暮らしを続けていればストレスも蓄積される。効果的にストレスを緩和し取り除いていかなければならないのだが、生活習慣の中にストレス解消法をうまく取り込むことができれば好都合だ。そこで手軽にできるストレス対処法として、毎日10分でもいいから自然に触れることが最新の研究で示されている。

ブルーライトは本当に睡眠を妨げるのか? イギリスの大学が研究発表

ブルーライトは睡眠を妨げるという考えは広く知れ渡っており、スマートフォンにはブルーライトを軽減した夜間モードも備わっている。夜間にはダークモードに設定してスマホを操作している人も少なくないだろう。すでに過去の研究などでも、ブルーライトは睡眠に影響を与えるホルモンであるメラトニンに影響を及ぼす可能性があることも指摘されてきた。

「静寂需要」高まる、都会の騒音がもたらす知られざる健康被害

騒音を常に受け続けることは、健康状態を悪化させている可能性がある。都市部に住む人々は常に何らかのノイズにさらされている状態。朝の通勤・通学や帰宅のときには自動車や電車の音、会社・学校においても何らかのノイズにさらされている。家にいるときでさえ、テレビやスマホなどからノイズが発せられており「静寂」の一時を得ることはほとんど不可能だ。

睡眠時間が短いと夕食後のカロリー摂取と体重が増える

慢性的な睡眠不足が、糖尿病や肥満のリスクを上げることは研究ではっきりと分かっているから。最近は、子供も布団の中でスマートフォンで友達とラインのやりとりをしたり、フェイスブックやインスタグラムなどをチェックしたりして、睡眠不足に至っています。肥満の子供が増えていることがずいぶん前から指摘されていますが、本来は肥満になりづらい小学生や中学生のうちから肥満でいると、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症が20代、30代と早くなることも十分に考えられます。

睡眠不足を解消するヘッドギア「SmartSleep」を試して分かったこと

SmartSleepは、フィリップスが日本に初めて投入するSleepTech(スリープテック)デバイスだ。欧米では眠りを支援するさまざまな技術がスリープテックと呼ばれ、脚光を浴びている。筆者が取材に行く海外のエレクトロニクスショーでも、ここ数年はスリープテック関連の製品が目に見えて増えている。

安全か危険か GM作物の毒性は2年間の実験で分かるのに行われない不可解

遺伝子組み換え(GM)作物について、多くの人が不安に感じているのは、人間が食べて大丈夫なのだろうかということだろう。なかでも関心が高いのが発がん性だ。では、本当にがんになるのかといえば、よくわからない。通常、食べ物の毒性はラットに食べさせて実験する。これは遺伝子組み換え食品でも同じだ。ただし毒性試験は90日間。これを人間に当てはめれば、通常はわずか10年にすぎない。

睡眠中には脳内から“毒素”が洗い流される:米研究チームがメカニズムを解明、アルツハイマー病の治療に光

睡眠中の脳内では、アルツハイマー病の原因のひとつとされるβアミロイドなどの毒素が、まるで洗い流されるかのように除去されている──。このメカニズムを、米大学の研究チームが解き明かした。アルツハイマー病の治療に臨床応用できる可能性がある研究結果だが、鍵を握るのはノンレム睡眠中に発生する脳脊髄液のゆるやかな「大波」である。ヒトが眠っているとき、脳はいくつかの状態を経験する。浅い眠り、無意識に陥るような深い眠り、そして夢を見やすいレム(急速眼球運動)睡眠。ルイスの研究はノンレム睡眠に注目している。概して夜の早い時間に起きる深い眠りで、記憶保持との関連が知られている。

PM2.5などの大気汚染でうつ病や自殺が増加、日本国内も危険値に

大気汚染が引き起こすのが肺や気管支などの汚染物質そのものから起こる病気に留まらないことが分かってきています。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンとキングス・カレッジ・ロンドンの研究者らが新たにジャーナル「Environmental Health Perspectives」に発表したメタ分析によると、大気汚染がメンタルヘルスに「著しい損害」を与えています。空気が悪いところにいるのは何とも気の滅入るものですが、単なる気のせいではなくメンタルヘルスに影響が及ぶ事が分かりました。

スマホの「暖色モード」、実は寝付きを悪くするとの研究結果

目に負担を掛けるブルーライト(青い光)は、就寝前に見ると眠りに悪影響を及ぼすと一般に信じられています。実際に各社デバイスのナイトモードは、そうした趣旨のもと、日没後は青色を減らして暖色系の色域に切り替える仕組みとなっています。さらに調査によれば、体内時計への刺激については、色よりも輝度レベルの方が重要とされています。つまりディスプレイの色を変えるよりも、画面の輝度を落とした方が影響が抑えられる可能性があるというわけです。

5Gの電磁波が人体に与える影響について専門家が警告

非電離電磁場(EMF)の生物学的および健康への影響に関する査読済みの研究を発表した240人以上の科学者は、より強い曝露制限を求める国際EMF科学者表明に署名しました。科学者たちは、「最近の多くの科学出版物は、EMFがほとんどの国際的および国家的ガイドラインをはるかに下回るレベルで生物に影響を与えることを示しています。影響には、がんリスクの増加、細胞レベルのストレス、遺伝的損傷、生殖系の構造的および機能的変化、学習および記憶障害、神経障害、および人間の一般的な幸福への悪影響が含まれます。植物と動物の両方に有害な影響の証拠が増えているため、被害は人類をはるかに超えています」と述べています。