Archives

脳を接続しテレパシーのように思考をシェアしてテトリスの3人共同プレイに成功

ワシントン大学の研究者たちが行った実験は、脳の活動を示す電気刺激を記録する脳波計(EEG)と弱い電流で脳内のニューロンを興奮させる経頭蓋磁気刺激法(TMS)を持ちいて行われました。研究者は「BrainNet」と呼ばれるこの装置を使い、最終的にはインターネット越しに3人の思考を接続することに成功したとのこと。

脳 to 脳ネットワーク実験で3人が相互の意思疎通に成功

SFやアニメなどでは、ある人が言葉を介さずに他の人と意思疎通を交わす、いわゆるテレパシーのような概念が数多く描かれてきました。しかしそれはあくまでも空想の話と、思うのが普通です。しかし、科学の進歩はいまや、3人の脳を相互接続して互いに考えを送り合うネットワークを構築しています。

「ギザの大ピラミッド」は内部の部屋に電磁エネルギーを集められる構造になっていることが判明

国際的な研究チームがエジプトのギザの大ピラミッドの物理的特性を解析した結果から、ピラミッドは電磁エネルギーを内部で共鳴させていくつかの部屋に集中させることが可能な構造になっていることが明らかにされました。ピラミッドということで非常にスケールの大きな発見なのですが、実際にはこの成果はナノ粒子の分野にも新たな発見を見いだすことにつながる可能性があります。

神経科学者が人間の予知能力の証拠を発見?

神経科学研究者同士が互いに評価し合う最前線の出典『Frontiers in Human Neuroscience』のような雑誌にとっては、これはかなり厳しい発表だった。論文の著者は、予知現象はまだよく理解されていないとしながらも、分析の結果は、この発見が問題ある研究行動(QRP)や生理学的産物、脳スキャンに影響を与える可能性のある被験者の肉体が起こす行動などによって、説明できるものではないことを示している。

会話で脳は “シンクロ” する

スペインのバスク認知・脳・言語センターの研究で、仕切りを挟み会話する被験者15組の脳波をそれぞれ測定したところ、会話によって脳波リズムが著しく一致すると確認できたそう。つまり、会話中に2人の脳がシンクロ(同期)するということです。

かぶってピピピッ、頭が良くなる帽子

この帽子型の装置をかぶると学習能力が40%もアップする。かぶるだけで賢くなる帽子。そんな映画のようなデバイスの開発が、米国防総省の防衛先端技術研究計画局(DARPA)が提供する資金で進んでいる。外から電流で脳を刺激するだけなので、生体を傷つけない非侵襲的な仕組みだ。実験ではマカク属のサルの前頭前皮質に刺激を与え、2種類の条件を組み合わせる連合学習をさせた。

見つめ合う二人は、脳の活動も同期する

2000年以降の神経科学分野で、最大の発見と言われるのがミラーニューロンだ。それは、霊長類などの高等動物において、他の個体の行動を見て、自身が同じ行動をとっているかのように、”鏡”のように反応する脳内の神経細胞。そのミラーニューロンが、人間の共感や言語獲得において大きな役割を果たしていると、いま考えられている。

好きな音楽を聞くと気前がよくなる 日本研究

奈良教育大学の研究者がこのほど、好きな歌を聞くと気前がよくなり、嫌いな歌を聞くと、ケチになるとする研究結果を発表した。研究員は、「好きな音楽を聞くと利他的になるのに対し、嫌いな音楽を聞くと自分勝手になる。音楽の好みが感情の反応をコントロールしている」と結論付けている。同研究ではさらに、女性より男性のほうが気前がよかった。また、研究者は、「歌詞の有無は気前の良さに影響を与えない」としている。

【臨死体験の科学】肉体的死後も3分間は意識が続いていることが判明! 本人の“意思次第”で死から戻れる可能性も?

死後数分間はものを見て聞いている!? いったん肉体の機能が停止した後、奇跡的に息を吹き返した人間がその間に体験するという「臨死体験」は、これまでも多くの人々によって語られてきた。しかしながら体験者の話だけに依存する研究であるため、なかなか科学的な手法で切り込むことができなかったのも事実だ。

肉体的な死後も「意識」はあるか、研究

人間は肉体的な死を迎えた後も意識を持ち続けている可能性があるとした、重度の心不全に陥った入院患者2000人以上の調査に基づく異色の研究論文が、6日の欧州学術誌「Resuscitation(蘇生)」(電子版)に発表された。英サウサンプトン大学(University of Southampton)などの研究チームが行った今回の研究の目的は、心臓や脳の活動が停止する臨床死から回復した人々が語る「臨死体験」などの現象を調査することだ。